SAPHIR(サフィール)靴を見れば、男の価値がわかる?

欧米の格式高いホテルでは鞄と靴で人が見られるという通説があるけれど、あながち嘘ではないだろう。一流のホテルマンになると、大体どのブランドかも見当がつくそうだ。が、その際、高価なブランドであるかどうかが最重要なのではなく、靴の場合どれだけ磨き上げられているか。男の嗜みが値踏みされているのだと思う。

そういえば、雑誌で見たチャールズ皇太子の40年ものだというジョン・ロブは、履き込まれた上にシャイニーで風格が漂っていたのを憶えている。別に世界の一流ホテルで一目置かれたいわけではないけれど、損はしたくない。なにより、靴磨きという単純作業そのものが、僕は結構好きなのだ。

SAPHIR(サフィール)

このSAPHIR(サフィール)は、靴職人やリペアショップのプロに愛用者が多いという玄人好みの逸品だ。僕の場合、光沢感や補色の面で好みの仕上がりになるので、英国とイタリアの靴に限って愛用している。

※さて下に、僕の靴の磨き方をご紹介させていただきます。靴の磨き方は十人十色。それは違う! パティーヌでムラを出せ! シャンパンを使え! など、この稿を読んでくださったみなさんに秘技があったら、ぜひ教えてください。

[Point]
SAPHIR(サフィール)1.ブラッシング
靴全体そして、コバや縫い目などに入ったゴミやほこりを掃き出すようにブラッシングします。ブラシは馬毛がいいですね。

SAPHIR(サフィール)2.汚れ落とし
汚れ落とし用のレザーローションをきめの細かい布に適量をとり、付着した汚れや前に塗ったワックスをきれいに拭き取ります。

SAPHIR(サフィール)3.栄養補給、補色、光沢
少量のクリームを布やブラシにとって、全体に薄く塗り伸ばします。小さいブラシを使ったほうが、シワやコバのすき間など細かい部分まで塗れるので便利。そして豚毛のブラシでシワやコバ、縫い目に入ったクリームを取り除きながらブラッシングして靴全体になじませます。

SAPHIR(サフィール)4.仕上げ
全体を布で軽く拭いてから、つま先と踵の部分にワックスを塗ります。さらに磨き上げます。鏡面仕上げをする場合は、水滴を落としながらワックスで軽く優しく磨いていきます。

SAPHIR(サフィール)

SAPHIR(サフィール)

Avel(アベル)社独自の製法で生み出されたSAPHIR(サフィール)は、1925年のパリ万国博覧会で金賞を受賞するなど、レザーケアの名門ブランド。Alden(オールデン)には、KIWI(キィウイ)、イギリスとイタリアの靴には、SAPHIR(サフィール)という棲み分けがいつの間にかできたが、どちらも長年愛用している。 http://www.lebeau.jp/saphir/