すべてを変える時の時 コロニアルチェア購入記

OLE WANSCHEROLE WANSCHER引っ越しはしたけれど、買い替えたそして買い足したものが揃わず部屋はまだ雑然としている。ネットが開通したのも昨日のことだ。今回は家具やAV機器を付けて家を売却したので、まずはこのあたりの大物を新しく揃えなければならないのと、これを機に、料理道具やカトラリー、グラス、皿など生活雑貨のほとんどすべてを一新した。

僕は物持ちがいいほうで、5年、10年はすぐに経ってしまう。出逢いと別れを繰り返す人の一生と同じことが、ものにもいえると思う。思い出深いものが多かったけれど、いまはすべてを変える時のような気がして、それらと別れることにした。

ところで、一からものを揃えるときに、いちばん何に投資をするべきか? 僕の場合、予算は限られているので、必要なアイテムに細かくランク付けをしていった。できあがった一覧表からわかったのは、体に直接触れるもので使用頻度と過ごす時間の割合が高いものを重要視していることだった。

とくに椅子。座やアームの快適性とデザインにこだわった結果、OLE WANSCHER(オーレ ヴァンシャー)のコロニアルチェアを買った。予算は超えていたけれど、軽快でエレガントな流線型が気に入ったのと、ずっと使える普遍性と褪せることのない新しさを確信し、心機一転思い切った。

椅子に限らずカトラリーやグラスほか、今回揃えたものは北欧のものが多くなった。デザイン先行の名品よりも、確実に“用の美”を意識するようになったあらわれだと思っている。あとは、買い揃えたそれらに思い出が詰められていけば、僕にとってはまた物語を持った格別なものとなるだろう。

OLE WANSCHER

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OLE WANSCHERPhotograph/CARL HANSEN & SON