終わって、何が始まるのか?

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終わりは始まりというけれど、その始まりが見出せずもう3カ月の時が過ぎた。

思えば、長く勤めた会社を辞めたのが4年前。そして僕は一人で起業した。積年のもやもやとした感情を振り払い、自分の気持ちを解放すべく心を決めて、起業に挑戦したのだった。

しかし、僕の挑戦の終わりはあっけなく訪れた。「コンコルドの誤謬」に倣って、事業は早期撤退となった。自分にできると思っていたことは半分もできなかった。「現実は正解なんだ」というある落語家の言葉が去来し、自分の力量を認めざるを得なかった。

この3カ月喪失感と挫折感に寄り添われながら、僕はこれからの働き方、生き方について自分に問いかけてきた。

一つだけわかったことがある。

それは、もう抗えない自分になっていくということだ。予め規定された存在であること、その宿命を認め、自由であり続けること。

今は新しい自分だけが始まっている。それもまた終わって始まるだろう。存在の本当の終わりまで。