明日世界が滅びるとしても、今日私はリンゴの木を植える -マルティン・ルター-

マルティン・ルター宗教改革の創始者、マルティン・ルターの言葉で、小説家、開口健お気に入りの人生訓でもあります。意味は明白ですね。明日世界の終わりが来ようとも、人生の幕が閉じようとも、最後まで為すべきことを精一杯やり遂げる、ということです。

若い頃だったら、おそらくこの言葉は耳に入らなかったと思います。だって、明日ぜんぶ消えてなくなっちゃうんだから、そんな無駄なことをしたって意味がないと考えるのが普通でしょう。しかしいまは、この言葉にとても勇気づけられます。無駄な努力かもしれないけれど、あるいはそうとわかっていても、最後まで静かにやり遂げることが、生きることだと、少しだけわかってきたような気がしています。

先月、大学時代の親友が急に逝ってしまいました。以来、この言葉の意味を噛み締めています。亡くなった友には、「今日も私はリンゴの木を植える」と言おうと思います。